「どうせわたしなんか」 3
前回述べたようなことは、かつては、精神分裂症の発症の原因の一部をなしているとも考えられたほどです。
この理論は、現在は否定する学者が多いですが。
さて、前回述べたような意味での社会性が育っていない子どもの行動には、さまざまなバリエーションがあります。
なんでも自分が一番にならないと、パニックに陥って泣き叫ぶ子ども。
思い通りにならないと、友だちの髪の毛を引っ張る子ども。
一人で登校登園できなかったり、授業中に親といっしょでなければ不安になってしまう子ども・・・。
では、これらの子どもたちのすべてについて上記のような原因が考えられるかというと、必ずしもそうではないからやっかいです。
心理的な問題はその起源が単一の原因に求められることはむしろまれです。